SK のパソコン勉強室 (Part-19) mod.
パソコンにも健康診断が必要
4月14日付の ≪今日はk-unetです!!≫ No.31 号で皆様方にお知らせしたように、3月上旬頃から、k-unet会員のメール・アドレスそのものを装った英文のウィルス・メールが多数の会員に届けられる現象が再発しています。
会員の皆様方は、1月から2月にかけて蔓延したウィルス・メールに困惑させられたことを思い出してください。その時には、@ 総合的な対策を十分施してあるし、日頃から頻繁にチェックをしているのでウィルスには感染しない自信がある、A プロバイダーが提供しているウィルス・メール・チェック・サービスを契約しているので、メールの送受信には感染しない自信がある、B ウィルス・メールに感染したが、適切な手段で駆除・解決した、など各人いろいろな経験をされたことと思います。
ここでは、再びウィルス・メールに悩まされ困惑しないように、かつ他会員に被害を波及させないため、日頃から心掛けたい事柄をお知らせします。参考にしてください。

パソコンは所詮機械です、過信は禁物。日常点検・予防保全をしておきましょう。

1.定期的な「ディスク・クリーンアップ」の実施
ディスク クリーンアップを実行すると、ハード ディスク(HDD) ドライブの空きディスク領域を増やすことができます。
ディスク クリーンアップは選択したドライブの内容を検索し、@ "ダウンロードされたプログラムファイルの削除" (インターネットからダウンロードした ActiveX コントロールおよび Java アプレット) 、A 削除しても問題のない一時ファイル ("Temporary Internet File")、B インターネット キャッシュ ファイル ("一時ファイル"、"WebClient/Publisherの一時ファイル")、および C 不要なプログラムファイル (Windows 一時ファイルの削除)、D ごみ箱を空にするなどを表示します。
ディスク クリーンアップでは、これらのファイルの一部またはすべてを削除することができます。特に、インターネット上の閲覧ページをダウンロード・保存した際に作られる一時インターネット ファイルの削除 ("Temporary Internet File")、使っていない Windows コンポーネントの削除、 今後使わないインストール済みプログラムの削除などはできるだけ早めに、できれば定期的にクリーンアップしておいた方が良いでしょう。
[ディスク クリーンアップ] を開く具体的な手順は、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [システム ツール] の順にポイントし、[ディスク クリーンアップ] をクリックして開きます。[ドライブの選択] 画面では、先ず起動ドライブ (通常はC-ドライブ) を選択する。

2.定期的な 「スキャンディスク」 の実施

3.「Windows Update」 によるシステムの自動更新 (無料;定期的にアップデート)

「Windows Update」は、オペレーティング・システム(OS)を常に最新の状態に保つ機能であるパソコンを購入後に追加された新機能、新たに発見されたセキュリティ上の欠陥 (バグ;Bug) やセキュリティホールに対処し、信頼性を高めるため、インターネットを通じて強化・更新を行う。
誰でもマイロソフト社のサイト (http://windowsupdate.microsoft.com/) で修正プログラムを無償で入手することができる。これは、簡単な手順でダウンロードできる。
その手順は、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] の順にポイント、上方の位置に「Windows Update」 アイコンがあるので、これをクリック・実行する。

4.市販「セキュリティ対策ソフトウェアソフト」のウィルス定義ファイル類の自動アップデート
1) ウィルスバスター 2004 インターネットセキュリティ (トレンドマイクロ社)
2) Norton Internet Security 2004 (シマンテック社)
3) ウィルスセキュリティ 2004 (ソースネクスト社)
4) Norton AntiVirus 2004 (シマンテック社)
5) NOD32アンチウィルス (キャノンシステムソリューションズ社)
これらのソフトは、インストールしただけでは全く効果を期待できない。次々と発生するコンピュータ・ウィルスに対応したファイルを導入して初めてウィルス検出・駆除することができる。常に最新版に更新しておくこと。また、アップデート・データが提供される契約期間が切れている場は、更新延長契約を結ぶか、他の同種ソフトウェアに置換・導入しておくこと。
【参考】 ウィルス情報は、 1) 情報処理振興事業協会 (IPA;http://www.ipa.go.jp/security/) や
2) 警視庁のハイテク犯罪関連情報サイト (http://www.cyberpolice.go.jp/) などで調べる
ことができる

5.自己防衛の方法
5.1 マイクロソフト社提供サイトにアクセスしてウィルス対策をしましょう
 (http://www.microsoft.com/japan/security/square/guard/default.asp) 
同社の上記セキュリティ・サイトでは、「マイロソフト セキュリティ スクエア」があり、ここにアクセスして次に示すウィルス対策のチェックができます。すなわち、
@ Windows Update (Windows Update を利用する手順、自動アップデートで更新、Windows
Updateカタログの利用手順、さらに細かくファイルを更新する方法、更新情報をすばやく
ゲットする方法、修正プログラムをインストールする方法など)
A Internet Explorer (IE)のセキュリティ設定(「インターネットオプション」の"セキュリティ"タブの
設定方法、「インターネットオプション」の"プライバシー"タブの設定方法、「インターネットオプ
ション」の"詳細設定"タブの設定方法など)、
B Outlook Express (OE) のセキュリティ設定(無意識に添付ファイルを開かない設定、勝手に
メールが送信されないように設定する方法など)、
C Microsoft Officeツールのセキュリティ設定(Officeアップデートの実施)、
D Windows XP Home Editionで最低限のセキュリティ設定(ファイルとフォルダの共有機能の
停止など)、
E Windows XPのパーソナル・ファイアウォールの設定などをチェック、対策する手順が具体的に
紹介されています。是非試みてください。
5.2 マイクロソフト社提供サイトにアクセスしてセキュリティ度をチェックしましょう
ウィルスを防ぐセキュリティ対策度チェックするもので、同社の下記セキュリティ度チェック・サイト (http://www.microsoft.com/japan/security/square/securitycheck/default.asp) にアクセスしてください。
次に示す各項目の"Yes!"ボタンをクリックすることでチェックが進められる。
@ どんなときウィルスに感染するかよくわからない、
A 添付ファイルを実行しなければウィルスには感染しない、
B Windows Updateを使ったことがない、
C Office アップデートを使ったことがない、
D Internet Explorerの設定を変更したことがない、
E Outlook Expressの設定を変更したことがない、
F 個人情報が盗まれそうで怖い。
5.3 市販「セキュリティ対策ソフトウェアソフトをインストールして自己防衛
1) ウィルスバスター 2004 インターネットセキュリティ (トレンドマイクロ社) 市価 \5,250
2) Norton Internet Security 2004 (シマンテック社) 市価 \5,775
3) ウィルスセキュリティ 2004 (ソースネクスト社) 市価 \2,079
4) Norton AntiVirus 2004 (シマンテック社) 市価 \4,725
5) NOD32アンチウィルス (キャノンシステムソリューションズ社) 市価 \4,000
これらの最新版セキュリティ・ソフトは、いずれもウイルス・チェック機能に加えて、ファイアウォール機能 (Firewall;インターネットからの不正なアクセスによってパソコンを遠隔操作するハッキング・ソフトの侵入やパソコンから発信される情報の一部をブロックしてデータの漏洩を防ぐ機能など) も搭載している。
5.4 無料のセキュリティ対策ソフト
1) AVG Anti-Virus (Free) (http://www.grisoft.com/) は安心・信用して使用できます。
2) avast! 4 Home Edition (日本語版;http://ratan.dyndns.info/avast4/index2.html)
以上

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