< こんにちは k-unet です >

No.100 2010/2/16
担当:佐藤 秀夫
いよいよ始まった 2010 年冬季オリンピック・バンクーバー大会。カラフルな衣装姿の先住民が参加選手団を迎えていた開会式、そして連日の熱戦模様をテレビで観ている皆様は、これまでどおりの地上波によるアナログ・テレビ放送を受信されていますか、それとも新しいディジタル・テレビ放送ですか。
 今月号の<こんにちは k-unet です>は来年に迫ったアナログ・テレビ放送からディジタル放送への移行と、今、話題のエコポイントを取り上げてみます。

☆アナログ・テレビ放送の終了への備え

テレビや新聞等で盛んに PR されているように、 2011 年 7 月に VHF 帯と UHF 帯で放送されているアナログ・テレビ放送が終了し、 UHF 帯のディジタル・テレビ放送に完全に移行することになっています。空いた VHF 帯の電波はテレビ以外の放送や消防庁、警察庁、気象庁などの自営通信に利用されます。この地上ディジタル・テレビ放送は「地デジ」と略されていますが、私にはあまり好きになれない略語です。
 
 既に、地上ディジタル・テレビ放送を受信されている皆さんは別として、これから設備を用意される方は、地上ディジタル・テレビ放送の各種機能をフルに活用するために、アナログ放送受信用のブラウン管テレビや旧式のプラズマ・パネルあるいは液晶パネルを用いた薄型テレビをディジタル放送対応の新しいテレビに買い替える必要があります。
 
 完全移行後も引き続き今、使っているアナログ・テレビを利用したい方や経済的な理由で移行時までにテレビの買換えが間に合わない方のため、市価 5,000 円程度の「簡易なディジタル・チューナ」が販売されています。アナログ放送用チューナー付きの DVD レコーダーなどを使用される方や、 CATV ネットワークに加入されていて、現在アナログ放送用のチャネルを受信されている方も、同様にディジタル・チューナが必要になるでしょう。
 
 屋上の VHF 用のアンテナで受信されている方は、これを UHF 用のアンテナに交換しなければなりません。現在 UHF テレビ受信に用いているアンテナも、ディジタル・テレビ局の送信アンテナの設置場所によってはアンテナの方向調整が必要となり、そのまま利用できないこともあるので注意が必要です。東京地区にお住まいの方は、東京タワーを向いている受信アンテナを、 2012 年の開業に向けて建設が進められている新東京タワー(東京スカイツリー)の方向に向け直す必要があります(一部の地域を除く)。マンションなど集合住宅に住んでおられる方も管理会社などにディジタル放送が受信できるか確認することが必要です。
 
 なお、「地デジ」全般については (社) デジタル放送推進協会  http://www.dpa.or.jp/ に、受信相談は総務省地上デジタルテレビジョン放送受信相談センター (電話 0570-07-0101) に相談されると良いでしょう。

☆エコポイント対象家電商品の購入期間が 12 月 31 日まで延長★

統一省エネラベル
ご承知のようにエコポイント制度とは、環境・経済産業・総務 3 省の統一省エネラベル <☆☆☆☆> 相当以上の「地上ディジタル放送対応テレビ受信機」、「エアコン」、「冷蔵庫」のいわゆるグリーン家電の購入により様々な商品やサービスと交換できるエコポイントをもらえるものです。図の「統一省エネラベル」は対象家電に貼られているもので、☆の数は最大 5 です。
 
 販売促進はもとより、地上ディジタルへの移行にも貢献している「地上ディジタル放送対応テレビ受信機」購入時のエコポイント発行期間は今年の 3 月 31 日購入分まででしたが、このほど同 12 月 31 日まで延長されると発表されました。延長の詳細は 2 月下旬頃発表される予定ですが、薄型テレビの販売に更なる拍車がかかることは間違いありません。
 
 地上ディジタル対応テレビの場合、付与されるエコポイントは画面のサイズによって異なりますが、ポイントを獲得するのには対象商品を購入の後、「エコポイント登録・交換申請書」をグリーン家電エコポイント申請係へ郵送しなければなりません。これには申請書、領収書又はレシート(原本)、保証書の写しを添付しなければなりません。申請に当たっては販売店にサポートを依頼するのも手です。そうすればエコポイントは販売店でも利用できます。
 
 インターネットやテレビの通販を利用される方は、対象商品購入の際、販売店の領収書と保証書を入手しておいてください。インターネットでエコポイント登録・交換申請を行う場合は、先ず http://eco-points.jp/apply/index.html  にアクセスして、フォーマットの各欄に必要事項をタイプします。エコポイント交換申請欄の商品券・商品を選ぶ方は、予め事業者コードと商品コードを調べておくと良いでしょう。この申請書を送信します。次にプリントアウトした「エコポイント登録・交換申請書」の最終確認欄に許諾署名・押印し、次ページの「申請書必要書類貼り付け欄」に進み、保証書のコピー、領収書又はレシート(原本)をのり付けします。(古いテレビをリサイクルされた方や既に保有しているエコポイントを利用される方は異なります。)完成した書類は、東京の例では、『〒 119-5085 郵便事業株式会社 新東京支店留 グリーン家電エコポイント@係』へ郵送して下さい。
 
 インターネットで申請してから関係書類を郵送することで、通常 1 〜 2 か月かかる郵送のみでの申請よりは1週間程度早くエコポイントが発行されるそうですが、昨年 7 月の受付開始から半年間の申請件数は 627 万件、発行済みのポイント数は 859 億円相当に達したとのこと (1 月 18 日発表) 。これでは 1 〜 2 か月でエコポイントを入手するのは無理かも知れません。
 

◎  k- unet からのお知らせ

(1)  k-unet 会員の動向
1 月中旬以降の新入会は榊 博史さんです。残念なことに小出 実さん、瀬沼義昌さん、小山 高さんがお亡くなりになったため、現在の会員数は 499 名です。
 
(2) 昨年 10 月、新らたに京極雅夫、森 弘道両世話人が就任したのを機にホームページの「世話人プロフィール」 を改訂しました。
 
http://www.k-unet.org/k-unet/intro/profile/profile.html
 
(3) k-une の会合等の予定
 
・ サロン k-unet (料理教室): 3 月 1 日(月) 10:30〜/新宿区四谷地域センター
・ 2009 年度第 8 回パソコン研修会: 3 月 4 日(木) 13:30〜/町田市民フォーラム
・ 2010 年度総会: 4 月 9 日(金) 13:30〜/新宿区四谷地域センター
 

☆詳細についてはホームページの「お知らせ」欄をご覧下さい。

次回、 3 月号の<こんにちは  k-unet です>は、西澤太郎世話人が担当します。
 
以上