村西工房訪問記
岡本純一

岡本さん
<こんにちはk-unetです>6月号を執筆された石川恭久世話人が「全盲の若いピアニスト辻村伸行さんのデビュー」について書かれ”出藍の誉れ”を引用された名文に続き、 「小生が大阪支社勤務の折りにお世話になった元KDD職員の村西さんは『藍染め』のプロで河内木綿藍染保存会の会長として大阪の八尾市で藍工房を主宰しておられます。願わくは関西地区の世話人のどなたか、村西徳子さんのご活躍振りのをk-unet のHPにご紹介して頂けたらと思います。」 とお書きになっておられました。

そこで、7月4日(土)村西工房にk-unet関西地区世話人岡本純一、南登三一、西村毅の3名で行ってきました。  (右の写真は岡本と、実習作品)

藍染作品  挨拶もそこそこに、ご主人の村西久一さんも加わり5名で旧交を温め話に花が咲きました。南さんは電話局勤務の経験があり、村西徳子さんと共通話題が多く、また、西村君の奥さんはKDD大阪支社におられたことから今でも村西工房へ良くおみえになり、家族ぐるみのお付き合いをされているようです。
 (左の写真は村西さんの筒型染め)

 村西徳子さんの交友の広さには驚くばかり、大阪に勤務した方、特に地方から初めて出てきた新入社員の方、転勤で大阪へきた女性の方がたの相談相手や面倒を良くみられたようです。昔の後輩仲間が今でも工房へお見えになるそうです。さすがにKDD大阪支社の女性の中心人物であったとの思いを再確認しました。2階の展示品を見て藍染の素晴らしさに驚嘆。

1階の工房に戻り、「百聞は一見にしかず。皆さんに藍染を体験してもらいます。」と徳子先生から言われ、 用意されていた白布、型紙、防染糊などを使って3人全員藍染の実習をやりました。
 自分で染めた藍染め、先生からは褒められ、自己満悦。「一見」より「体験はさらに優れもの」。工房内での村西御夫妻のお話からお2人の理性の藍(愛)を感じながら工房を後にしました。

実習 西村さん 南さん
(上左の写真は糊置き実習風景、上中は染め液から引上げ、乾燥中の西村さん、上右は実習中の南さんと村西先生)
 
村西さん
村西さんの藍染に対する取り組み・立派な功績をまとめると次のようになります。

1.郷土の文化、河内藍染の復元
2.NPO法人、河内木綿藍染保存会設立に貢献。理事長に就任
3.米国、ロシアで展示会開催。日・米、日・ロ文化交流に貢献
4.日本国内各地(地元八尾、東大阪、大阪、神戸、東京)にて復元展示会の実施

 村西さんご夫妻の健康と活動のさらなる発展を祈念します。
(写真は村西さんご夫妻)

    2009年7月5日

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