【KDDI誌 2009年12月号 概要】

KDDI 誌 12月号表紙
1. KDDI News
  • (1) 日米間光海底ケーブル「Unity」 千倉に陸揚げ
     
     11月1日、Unityが千倉海底線中継センターに陸揚げされた。
    このケーブルはKDDIと、インドのBharti Airtel、マレーシアの
    Global Transit、米国のGoogle、香港のPacnet、シンガポールの
    Singtelの6社が共同建設する国際海底ケーブル。
     回線容量は4.8Tbps(T=テラは1兆)、総延長は約9600kmに及ぶ。
     この日、午前6時30分からKDDIパシフィックリンク(KPL)が
    ケーブルを繰り出して陸揚げを開始し、電気試験で異状のない
    ことを確認、センター内設備に接続された。その後、既に敷設が
    完了している米国からのケーブル9000km(KPLは、うち日本側
    5300kmを敷設)と接続された。運用開始は2010年春の予定。
    Unity陸揚げ
      B 午前6時30分、KPLの船尾から順次海底ケーブルが   A 午前6時15分、関係者一同が陸揚げ工事の
        繰り出され、ケーブルに取り付けられた黄色の          安全を祈願
        バルーンの列が帯状に増えていきます。
  •  
  • (2)開発途上国ビジネスへの新たな挑戦
    バングラデシュ最大のIPS「bracNet」社へ出資
     
     11月12日、同社の第三者割り当て増資に応じ、8億円を出資し、同社株式の50%を取得すると発表した。同社は固定WiMAXと光ファイバーを併用する効率的なインフラを構築中。同社の主要株主、米国の投資会社デフタ・パートナーズと今後、開発途上国への新規事業展開に戦略的パートナーとして協業していく。
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    満足度
  • (3)KDDI 解体新書
    社員 9339人にアンケート
    I. 仕事の満足度とやりがい
    @ KDDI で働くことに満足している人: 85.5%
    A 現在の仕事にやりがいを感じている人: 64.3%

     
    II. KDDI らしさの理想と現実
    @ 新たな価値創造、チャレンジ、スピード感に
      理想と現実のギャップが生じている。
     
    A 第1線情報が経営幹部へうまく伝達されているか

      Positiveな回答が、50%から29%に低下
      (3年連続)。
    情報伝達
    連携
       B チャレンジ意欲の欠如が顕著
      風土改革を進める上での課題は多い。
    C 部門関連系が不十分で、経年で悪化
      意思決定や業務のスピード感も不足。
    D ダイバーシティ
      職場での自身の価値や存在の受容度は、
      「仕事のやりがい」を大きく左右
    E ワークライフ・バランス
      制度は整っているが、職場での理解・実現度は低い。
    F 部下が上司に望むこと
      部下の仕事量の把握と、部門間の調整・課題解決の
      サポートが上位。

     
    以上、社員意識調査から、理想の KDDI 構築には 社員一人ひとりの「チャレンジ&チェンジ」マインドが必須
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    (4)2010年3月期 第2四半期決算発表

    連結業績は、前年同期比「減収・減益」
    連結ベースで、営業収益は1兆7231億円(前年同期比 1.4%減)
             営業利益は  2510億円(前年同期比 4.5%減)
             当期純利益は 1453億円(前年同期比 3.9%減)
    第2四半期の営業利益については、通期見通しに対し、53.4%の進捗率。

     
      移動通信事業は、「減収・減益」
    移動通信
      固定通信事業は、「減収・損失縮小」
    固定通信


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