【KDDI誌 2010年11月号 概要】

KDDI 誌 11月号表紙
1. KDDI NEWS
  • (1)KDDI発足10周年記念式典を挙行
         次の10年に向けて新たな決意
  •  10月1日、プリンスパークタワーで記念式典が行われた。稲盛和夫最高顧問、豊田章一郎最高顧問ほか、役職員1300名が出席。 式典は、「KDDI10年の軌跡」と題した、発足時からの主な出来事をまとめたビデオ上映に始まり、小野寺社長のほか両最高顧問の挨拶があった。
    稲盛顧問からは、今、成長は鈍化し、停滞の感さえある、安住を求めることなく、アグレッシブな企業文化を取り戻して欲しいとの指摘。豊田顧問からは、技術革新のスピードが早く、変化の激しい業界で、一人ひとりの知的創造力が求められているなどの挨拶があった。次期社長に就任する田中専務からは、「KDDIグループ2020年ビジョンが発表された(下記特集を参照)。2010年度社長表彰では、社長賞3件、貢献賞2件が表彰された。
  •   (2)au 秋冬〜来春の新ラインナップを発表
  • 10月18日、今秋から来春にかけて発売するau携帯電話の新ラインナップが発表された。
    new collection 2010 winter
    スマートフォン「IS series」では、10月4日に発表した「IS03」をふくめ、全機種がAndroid OSを搭載すると共に、ワンセグや「おサイフケータイ」赤外線通信、Eメールなどに対応した日本仕様。スカイプ・テクノロジーズとの提携による「Skype au」は話題を呼ぼう。従来型のフィーチャーフォンでは、全機種が防水対応。下り9.2Mbpsの高速データ通信機能やWiFiWIN対応モデルもある。
    「本気のau&こだわりのau」で巻き返しを!

  • (3)気象情報活用サービスで、ウェザーニューズ社と協業
  • 11月下旬から、ウェザーニューズ社との協業で、au携帯電話とauスマートフォン向けに、気象情報サービス「ソラテナ」を提供すると発表。 内容は、「ウェザーニュース」を協業サイトで提供するほか、全国3000局のau基地局に気象観測装置を設置し、収集した高精度の気象データを活用する。

  • (4)携帯電話向けビジュアルポータル「サンシャイン王国」を
       レクーと提供
  • 10月4日から、中国のソーシャルアプリ開発会社「Rekoo media」と協業で、「サンシャイン王国」の提供を開始。「王国」と呼ばれるネット上のエリアを顧客に提供し、エリア内でCO2を排出する建物や、逆に吸収する植物を配置し、王国を発展させていく。

  • (5)「ケーブルプラス電話」提供のケーブルテレビ局が、
       100局を突破
  • ケーブルプラス電話同士、日本全国24時間、通話料が無料となる。2005年10月のサービス開始以来、契約数は、110万回線を超えている。

  • (6)「KDDIまとめてオフィス」ショールームを新宿ビルに開設
  • 10月1日から、中小企業向けのビジネスプラットフォーム「KDDIまとめてオフィス」の最新のパッケージソリューションや、通信機器、オフィス用品などを纏めて展示。

  • (7)CEATEC JAPAN に出展
  • 幕張メッセで開催の国内最大級のIT総合展示会に10月5日から9日まで総合展示。 Android搭載のスマートフォンIS03などに期待の行列ができた。
2.特集 KDDI発足 10周年
  • (1) 小野寺社長挨拶(キーワード)
  • 原点に立ち返り、改めるべきは、改め、次に向かってチャレンジして欲しい。

  • (2) KDDIグループ 2020年ビジョン: 田中専務
  • (2-1)KDDIグループの現状
  • 下の図@のように、営業収益は2007年にピークを打ち、その後、下り坂となっている。また、図Aのように移動通信の営業利益でも同様なことが言える。固定通信は、依然として赤字である。発足以来あった危機意識が薄れてきているのではないか。

  • (2-2)競合他社との比較
    図Bのように、連結営業利益で、ソフトバンクに逆転を許している。図CのMNP(ナンバーポータビリティ)でも同様である。8月には36,000件もの流出を余儀なくされている。図DのARPU(Average Revenue Per User:顧客一人当たりの収益)も逆転の危機にある。スマートフォンの投入も遅れた。

    (2-3)KDDIグループ 2020年ビジョン
    三つのコミットメントを軸に、しっかりやり、世界中の人に笑顔を届けて行こう。
    もっと身近に!
    もっとグローバルへ!
    もっといろんな価値を!
営業収益
逆転
(詳細をご覧になりたい方は、ts-satoh@ac.auone-net.jp までお申し出下さい。)
以上


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