このごろ思うこと

2007.8. 銀乃 川太郎

 k-unetの世話人を我儘を言って辞めさせて頂いて半年がたちました。平の会員になってみると、ネットとの結びつきが意外と薄いのに気がつきました。もっとネット側からのきめ細かいアプローチが欲しいし、会員側からも積極的な投稿・寄稿が必要ではないかとつくづく思っていました。そんなわけで、熊谷で気温が新記録をだした週の末、ささやかならが気温が下がった朝、k-unetのHP”会員の広場”の投稿内容が古漬けになっているのを感じ、山を賑わす枯れ木たるべく、何か書いてみようと思った次第です。

 朝青竜の病状ではないが、今のこの世は、黙っていてもストレスが溜まってくる時代です。毎日の新聞を読むたびに新しい癪の種が目につきます。しかし、それらは別に年金生活の老夫婦の生活には何の影響も与えない、無邪気?なストレスで、勝手に癪に障っているだけです。冷静に読み、すぐ忘れてしまえばいいのです。その中からエッセイのヒントを見つけました。

 私は結婚以来53年、朝日新聞の論調に共感することが多く購読を続けていますが、ここ数年であることに気がつきました。それは、通信事業に関する記事を載せる場合、NTTドコモに肩入れしているのが明らかに見えることです。私が特別な関心を持っているラテン・アメリカ関係記事などと共に、通信事業関係の記事は殆どスクラップしているので、具体的事例は幾らでも挙げることができますが、紙面の都合もありそれは省略しますが、極く最近の、松下電器製のリチューム電池が燃え出すという記事についてでも、報道の初期の段階でこそ、該当する携帯電話がドコモとソフトバンクと出ましたが、その後の記事には両者の名前は出てきません。しかし、”auは関係ない”とも書かれていません。このようなことを言うことは、かなり偏見であることは自分でも承知していますが、やはりこの辺にも朝日のドコモ寄り姿勢が現れています。携帯電話事業に関する記事、新規発売端末の紹介などでも、明らかにドコモ贔屓の姿勢が幾度となく伺えます。これをご覧になったk-unetの会員の方々にも、このことに気がついている方もいるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。

 この電池事故は世界で100例、日本では2例だけだと報道されていますが、ここ3か月、毎月の契約者純増トップと威張っているソフトバンクにとってはかなりの痛手でしょう。それでなくても家族間無料だなんて、加入者が増えても収入が増えない営業政策とはまことに不思議なやり方です。加入者増に伴うコストだけが増えるでしょうに。auやドコモの加入者を減らすことだけが目的なのかとも思います。

 同じ時期、世界的規模で株安が蔓延していますので、この電池事件だけが原因ではないでしょうが、ドコモやソフトが大幅に値を下げているのを尻目に、我がKDDIだけが一人勝ちしています。これに、ワイマックスの地方サービス免許が獲得できれば、再び100万円を越えるのも夢ではかもしれません。全く生産性のない無目的の余生を、十二分に楽しませて頂いている旧KDDの不利益になるような報道や扱いを見ると腹立たしい思いがします。ストレスまではいきませんけど。

(閑話休題)  ところで、冒頭で、ネットはもっときめ細かいアプローチをしろと書きましたが、世話人の数はとにかく、病気、家庭の事情、現役の仕事を持っている、老齢などなどの理由で、活動できる世話人の数が少ないと聞きました。家貧しくて孝子出ず・・・会員のどなたかが「よし、俺が手伝ってやろう」と声を上げるのを、世話人会の方は待っているのじゃないかと私は憶測してます。
頑張れk-unet!!

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