<読後感と近況>

March 06, 2002
佐藤敏雄

久保さんの「ウイルス対策」、凄い力作ですね。勉強になると共に、その網羅性、深い洞察に感心いたしました。以下、私の小さな体験をお話してみましょう。

私は未だに日本電業工作で顧問をしており、携帯電話の基地局アンテナで遊んいます。メールは手放せないものとなっておりますが、昨年秋、この会社のサーバーが例のNimdaに感染し、これを取り除くのに大変な時間と経費がかかりました。折角Nortonのウイルス対策を講じていたのですが、担当したSEのちょんぼで、毎週の更新をダイアルアップでやっていたため、その途中で汚染されたというのが真相のようです。専用線でやるべきことですよね。イヤハヤ。

個人的には、昨年暮れに、海外に詳しいあるKDDのOBからもらったメールにBadtransが住みついておりました。ある日突然、Outlook Expressのメールの「本文」で日本語の変換ができなくなってしまったのです。何をやっても英文になってしまうのです。「件名」ではチャンとできるのに....まさかこれがウイルスによるものとは思いません。パソコンが壊れたものと思いその会社のヘルプデスクなどに問合せを致しましたが、明確なことは分からずじまい。その内に当の相手から失礼しましたとの詫び状と共にワクチンを添付してきて下さり、これを実行したところたちどころに回復したということがありました。お互いに注意したいものです。

世界的な通信学会 IEEE が、サービスとして会員に無料エリアス・サービスを展開しており、ここでウイルスの駆除を行ってくれていますので利用しています。

その私のアドレスは t-satoh@ieee.org ですので、メールを頂くときはここ宛にして頂けるとありがたいと思います。

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