何故、フェルメールが ....

5日付朝日新聞朝刊の 「天声人語」 に、オランダの画家 「フェルメール」 のことが載っています。好き嫌いとは関係なく、新聞、雑誌でその名前が目立つのは何故でしょう? 身近なところでも、k-unet ホームページ 「ネットインタビュー3」 で古市靖夫さんの 「フェルメール」 へ拘り振りを、鎌田さんが紹介しています。何と、フェルメールの絵の3次元CG化 にチャレンジ! の通りで、頭が痛くなりそうに難しいのですが楽しんだ内容でした。
その 「天声人語」 の記事の 『カンバスの一点から放射状に糸を張り、遠近を正確に描いたとの仮説 ....』 なる件であることを思い出しました。中学の頃まで、図工の授業が好きでした。特に、風景の写生には熱中したものです。長じて、学校時代の 「お絵かき」 を忘れた頃、町内自治会主催の 「子供と写生会」 なるものに就学前の娘と参加しました。
写生会の現場は、幾つかの町田市文化財がある 妙福寺 の境内。小生は、見た目にも幾何学的な 「鐘楼門」 に取り組むことにしました。
久し振りのお絵かきにしては上出来と思いつつ、指導役に差し出したのですが、困ったような渋面で 「磯村さん、絵になっていませんね。この絵をご覧なさい。」 と、書きなぐったような子供達の絵を突き出すようにして見せる。線を引いたような絵は、絵ではない! と仰る!
幾何学的な線が輪郭の楼門を正確に写真のように描写したのでは 「駄目だ!絵ではない!」 と仰る。さて、天国で 「天声人語」 をご覧になったその先生、何と仰るだろう?
右の写真:
http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/myohukuzi.html より
磯村 栄一