季節の風景:明治神宮御苑の花菖蒲

季節の風景:明治神宮御苑の花菖蒲

紫陽花と共に雨の似合う花の代表格。明治神宮境内に、 明治天皇が皇太后のために造られたという「菖蒲田」が あり、いまここの花菖蒲が最盛期を迎えている。紫を 基調としたそれぞれの花には、「紫衣の雪」、「磯の浪」、 「宇宙(おおぞら)」、「五湖遊」、「絵日傘」、「猿踊」 などの風流な名前が付けられており、何とも奥ゆかしい。 まわりは緑深い杜、都心とは思えない静寂が漂い、不思 議な長閑さに包まれる空間である。

花言葉: 「嬉しい知らせ」 「優美な心」

水染めて舞ひ立たんとす花菖蒲  清水明子