アルザスのワイン街道を行く   (作者: 森 弘道 さん)
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フランスはアルザス、ライン川流域に位置するこの地方は長らく仏独間の領土紛争にさらされた。両国の間で揺れ
動いた歴史が独特の文化を育んだという。フランスの芸術性とドイツのメルヘンが融合したような家並みを持つ
村々は可愛く美しい。今年の5月、この地に1週間ほど滞在した。
この地はワインの銘醸地。ライン川の流域となればやはり白ワインだ。葡萄はリースリング、ピノブラン、ピノグリ、
ゲヴェルッツトラミネール、ミュスカなどと多様、それぞれ独特の風合いのワインを生み出す。気候が温暖なため、
ドイツワインと比べて酸味が少なく、辛口なのが特徴だ。
この地は、州都ストラスブールにEU議会が置かれ、今や辺境の地から欧州の中心地として、『希望』に満ちた発展
を遂げつつある。旅行先としておすすめです。
写真はいずれもコルマール周辺の村々。トュルクハイム周辺の葡萄畑(写真1)、カイゼルスベルグ(写真2)、
エギスアイム(写真3)
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