その家の傍を通るたびに炎天下でハッとするような橙赤色の花を付けた植物の名前を知りたいと思ったが友人たちは誰も知らなかった。7月半ば法事で広島の田舎にある古い寺に親戚が集まった。本堂の縁側から見える庭の端に立つ1本の大きな樹に絡まって咲く橙赤色の花の群れが参列者の目を引いた。叔母が「のうぜんかずらネ」と教えてくれた。熱中症など素知らぬ顔で平然と咲き乱れるのうぜんかずら!ネットの解説では「中国原産の蔓性の植物で幹から気根を出し樹木や建物の塀にからみ鬱蒼と茂る。夏に橙色の花をたくさんつける。アメリカ原産のアメリカノウゼンカズラもある」と書いてあった。それにしても、難しい漢字と音であることよ。
他の病と同様に早期発見、早期治療が肝要ということであるがアルツハイマー型認知症が予防できるということに興味をひかれた。内容の一部を引用させていただく。
「――現在日本には認知症患者が200万人以上存在する。2020年には300万人近くに達し、実に65歳以上の10人に一人が認知症という時代が到来すると予測されている。
認知症は2種類に大別される。最も多いのはアルツハイマー型認知症で、全体の約7割を占める。特殊なものを除けば、残りが脳血管性認知症である。アルツハイマー型認知症の多くは、遺伝の関与は少ない。脳神経細胞にβアミロイドたんぱくという物質が蓄積し、これが脳神経細胞を破壊し大脳皮質が委縮してしまうことで起こる。しかし、それがなぜ起こるのかは現代医学では解明されていない。――」
紹介されている予防法5カ条のうち第1条は当然のことながら「血圧、コレステロール、血糖値を正常に保ち、生活習慣病を予防改善する」であるがこれは別格にしておいて、最も有効性が確認されているものが、運動と食事だそうである。運動と食事は老化防止の特効薬としてTVでもよく話題にされる項目である。ただ認知症予防の運動は老化防止のそれよりもハードで「週に3〜4日は30分かけて歩く程度の運動をする」との記述である。コレステロールが溜まり易い私の場合、1時間程度、早足で歩く必要があるのだが週2回で精一杯。頑張りすぎると疲労から足腰が痛むなどの障害がでる。無理をしないことが肝要!
孫たちはやさしい
運動に比べると食事の取り組みは容易である。色の濃い野菜や青魚を食べることを心掛ければよい。買い物に出かけるのが億劫になると冷蔵庫にあるものを適当にアレンジして簡単に済ませることが多くなるが、その時有効なマジナイがある。「まごたちはやさしい」を声に出して マ=豆、ゴ=胡麻、タ=卵、チ=乳、ワ=わかめ(海藻)、ヤ=野菜 果物、サ=魚、肉 シ=椎茸(きのこ)、イ=芋
これらの食物を摂取したかどうかをチェックし、毎日一回は摂取するよう気を付けることでバランスが保てる。年齢とともに過食の恐れはなくなるが偏食にならぬよう心がけたいものである。上述の日経ビジネスの記事では「カレーのスパイスの1つ、ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンには、βアミロイドたんぱくを減らす効果があることが動物実験で確かめられており、インド人には認知症が少ない」とも書かれている。カレー風味は食欲をそそる。昼食はカレーうどんにしましょうか。
今回のテーマは認知症予防でしたが会員の皆様の体験談をお寄せ下さるとありがたいです。認知症のこと、介護のこと、食事と運動のことなどなんでも結構です。edtr@k-unet.org
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<こんにちはk−unetです>は間もなく廃刊します。今後は執筆スタイル、内容等をリフレッシュし、タイトルも改め、新システムでスタートします。毎月一つのテーマを提供し
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