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超新星など話題の天体

マックホルツ彗星 (C/2004 Q2) が近づいています。
現在はウサギ座の近くにいて光度は9等位で肉眼では見えませんが、予報によると年末年始には4等級になると言われているので今から楽しみですね。
(編集子:その頃、肉眼で尾が見えますか?)       
マックホルツ彗星
もうひとつ、先 月、渦巻銀河 NGC6946 の中に超新星 *(SN2004et) が発見されました。光度は11等位ですが、その
距離が 1000万光年 であることを考慮すると想像を絶するエネルギーを放出していることになります。
(画像左側の単線2本の間の輝点)      
超新星

上: 渦巻銀河 NGC6946 の中に超新星(SN2004et)

左: マックホルツ彗星 (C/2004 Q2)

* 超新星爆発と超新星 (編集子注釈)
 今から46億年以上も昔のこと、天の川銀河系の辺境にただよう星間ガスの雲が、ある衝撃にゆさぶられました。超新星爆発です。超新星爆発は、太陽よりも ずっと大きな星の、死の過程です。すさまじいばかりの大爆発で、星の外がわがはげしい勢いで吹き飛びます。このとき、星はにわかに明るさをまし、もとの星 の1億倍ほども光りかがやきます。なんともはなばなしい死にざまです。  こうして巨大な星が死をむかえたとき、夜空ではまるで新しい星が生まれたように見えるため、昔の人はこれを「超新星」とよんだのです。
-- Natural History Museum -- http://www.gnhm.gr.jp/archives/inpaku/index.html より      
 今日はこれらの画像とともに最近撮った M57 と M27 の画像を参考までにお送りします。

亜鈴星雲 M27

亜鈴星雲 M27

ドーナッツ星雲 M57

ドーナッツ星雲 M57

 

機材は ED114SS 屈折望遠鏡 (口径114mm、fl=600mm) + ST237A CCDカメラ、70mm ガイドスコープ+ToUcam によるオートガイドです。簡単な撮影データを付けました。

彗星 C/2004 Q2
10月12 04:45頃
露出3分x4フレーム
超新星 SN2004et
10月11日 20:08頃
露出5分x11フレーム
亜鈴星雲 M27
7月28&30日
LRGB処理
露出Lは5分x12フレーム
RGBは5分x6フレーム
ドーナッツ星雲 M57
10月2日&10日
LRGB処理
露出はM27と同じ

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