季節の風景:雪融けの湿原に咲く水芭蕉

季節の風景:雪融けの湿原に咲く水芭蕉

水芭蕉といえば“夏の思い出”という歌のイ メージから6月頃尾瀬に咲く花と思われがち だが、信州にも群生地があちこちにある。雪 融けの頃に咲き、春の訪れを告げる。白いの は花ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)。本当の 花は中心部にあり、小さく緑色をしている。 葉の形が芭蕉に似ているというのが名の由来。 写真は越後湯沢から届いたもの。

花言葉: 「美しい思い出」 「変らぬ美しさ」

峠にはまだ雪消えず水芭蕉   
    滝井 幸作