季節の風景:山桃の実る頃

季節の風景:
山桃の実る頃

山桃は、やや暖かい地方に自生する常緑高木。 庭園樹としても風格がある。別名を揚梅。春に 赤い花をつけ梅雨時に可愛い赤い実をつける。 甘酸っぱいこの実は、果実酒やジャムにすると 色が美しい。徳島県の県木、高知県の県花。 高知出身の宮尾登美子さんの小説『櫂』は、山桃 売りが天秤棒を担いで現れる場面から始まる。 そのほかエッセーに『揚梅(やまもも)の熟れる 頃』もある。

花言葉: 「一途な愛」 「教訓」 

   やまももや恋死なむには齢とりぬ  大石悦子