季節の風景:風に揺れるパンパスグラス
秋の陽射しを浴び、真っ直ぐに伸びた花穂を白銀色に
耀かせながら空に向かって立つ姿は何とも荘厳である。
自生地はアルゼンチンの草原(パンパス)。群生する雄
大な光景を想像すると、なぜかそこを吹き渡る風が感
じられてくる。明治の中ごろ渡来。和名はシロガネヨシ。
薄に似ているので西洋ススキとも呼ばれる。
羽毛のような花穂は活花やドライフラワーに使われる。
花言葉: 「光輝」 「風格」 「歳月」
一叢のパンパスグラス白じろと
穂先に絹の光沢ゆらす
中島央子