ゴルフ好きの皆さんには覚えのある話題ですが、案外ご存知ない方も居られるのでは。ご存知の向きはご容赦を。
ゴルフでは、色々な遊びがあります。某商社のWさんはゴルフでのゲームの大家、色んな遊びを知っています。例えば、グリーンで3パットしたら「へび」と称し罰としてチョコレート1枚。池に入ったら「かば」で1枚、バンカーに入ったら「わに」で1枚、全部やったら「エイズ」でその2倍などなど。ティーショットがフェアウェーに乗ったら「星の王子様」で1枚獲得、ラフに入ったら「ルンペン?」と言って罰1枚という具合です。
他にも色々あるのですが、「オリンピック」の算数のお話をご紹介しましょう。 4人ともグリーンに乗って、さあ、いよいよパットの勝負開始です。カップまでの距離の1番遠い人が「金」を貰う権利を得ます。次の人は「銀」、3番目の人は「銅」、一番カップに近い人は「鉄」を貰う権利を得ます。先ず一番遠い人から打ちますね。これがカップインしたら「金賞」でチョコレート4枚(外れたら0)を獲得します。2番目の距離の人がカップインしたら「銀」で3枚、3番目が「銅」で2枚、最後の人が入れたら「鉄」で1枚という具合にパットを競います。例外として、グリーンの外からチップインしたら、「ダイアモンド賞」で5枚を獲得します。こうして18ホール終わった後で、各人が獲得したチョコレートの枚数を集計するのですが、例を挙げましょう。
コンペのように人数が多くなると、各人相互でわいわいやらなくて済むWさんの計算の方がずっと簡単になります。 何だか騙されたような気もします。代数を使った簡単な計算で、この方法が正しいことは確かめられますが、小学生にも分かるような説明は難しそうですね。お分かりの方、教えてくださいませんでしょうか。
最後に一言: 池の手前に落ちたボールは「かば」になる可能性が高いので、カップを狙わずわざと後ろ向きに打ち易いところに出すとか、アプローチでは迂闊に遠い場所にオンすると3パットして「へび」になり易いので、わざとエッジまでころがすなど、スコアは悪くても罰金を減らそうとする人が出ますから、この遊びはゴルフの上達には役に立たずお勧めできません。